不動産評価において重要な報告書の作成
DDの中核をなすエンジニアリングレポートは大きく4つの評価報告書から構成されており、各分野の専門家が協力して作成します。イー・アール・エスにはすべての専門家が在籍しており、完全に内製でエンジニアリングレポートを作成する事が可能です。
エンジニアリングレポートの構成項目
| 評価報告書 | アウトプット | 活用目的(取引・投資への影響把握) | |
|---|---|---|---|
| 1 | 建物状況調査 建物現地調査 |
劣化度合い 緊急・短期修繕費用 遵法性(法違反・不適合の可能性の指摘) |
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| 再調達価格 長期修繕更新費 |
総額および費用構成 年平均支払費用 |
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| 2 | 地震リスク評価 |
PML期待損失率・損失額 事業中断期間 |
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| 3 | 建物環境リスク評価 | 問題の有無(定性的判定)とその影響度合い |
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| 4 | 土壌汚染リスク評価 |
汚染の有無(定性的判定)とその影響度合い |
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イー・アール・エスは、地震リスク評価のレベルおよび建物環境リスク評価の項目数が異なる2つのパッケージでレポートをお届けしています。また、4つの評価報告の個別レポートも作成いたします。
エンジニアリングレポートやそれを構成する評価報告書は、不動産売買に伴う第三者評価レポートのみならず、企業が保有する不動産の最適化をはかるCRE(Corporate Real Estate)にも有用です。
中立かつ安定した指標による不動産・施設の様々な側面からの評価は、有効活用や売却、建て替え、保有継続等を判断する上で重要な基礎資料となります。

CREを支援するエンジニアリングレポートの視点

我が国のエンジニアリングレポートの指針は、公益社団法人・ロングライフビル推進協会(BELCA)から示されており、「不動産投資・取引における エンジニアリング・レポート作成に係るガイドライン(エンジニアリングレポートガイドライン)」が事実上のスタンダードとなっています。
イー・アール・エスは、日本の不動産証券化の黎明期からこのガイドラインの策定に携わり、我が国のエンジニアリングレポートのパイオニアとして、つねに最新の技術導入や改定の検討に参画し続けています。